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ノンブレーキ・フルアクセル 後編

مؤلف: 靴下 香
last update تاريخ النشر: 2026-06-11 07:16:12

「お帰りなさい、管理人さん」

「――あー……はい。ただいま、です」

 悲報か朗報か知らんが、帰ってきたら若奥様が三つ指ついて出迎えてくれた件について。

 え? 何これ、ちょっと意味がわからないんだけど俺ってばどこぞの御曹司だったりした?

 こんなお帰りなさいは初めてが過ぎてどうしたらいいのかまぁじでわかんないんですけど?

「あ、あの、早瀬さん?」

「はい」

「えぇっと、そうやって家主を出迎えるのがフツー、だったりするんです?」

「あっ……ご、ごめんなさいっ! い、嫌でしたか!?」

 嫌かどうかって話じゃないんですけれども。

 というかその、そう言う心配するなら早く立ちあがってもらいたいんですけれどもって……あー。

「嫌ってわけじゃないですよ、少し面食らってしまっただけです。いやほんとに驚きました、一瞬こんな可愛くて奥ゆかしい? って言うんですか? そんな人といつ結婚したっけって」

「か、かわっ!?」

「あはは、すみません。でもそうですね、お帰りなさいって言われるの久しぶりでしたし、うん。やっぱり良いものですね、ありがとうございます。それよりいい匂いですね? 夕食作って
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  • 敏腕エロマッサージ師、ワケアリスケベ女が集まるマンションの管理人になる   大事にしたいから

    いやまぁ、本当に。「どうしてこうなるもんかね」 「も、申し訳、ありまセン」 「いや、リナちゃんとは妙な縁が出来てるって思っただけだよ」 「それは……ハイ……」 優菜からリナちゃんの相談に乗ってあげて欲しいなんて言われたわけだが。 ――間違えなかったアタシだと思うんだ、リナちーは。 なんて言われたら断れない。 きっと、このまま間違えないようにしてあげて欲しいってことだろう。 少なくとも、変な形で夜の世界に突っ込んでしまうようなことはなくしてあげて欲しいと。「とりあえず、先に。この前キミにパパとは言ったけど、あくまでも父と娘って関係に似た何かって話だ。少なくとも俺とエリーの名前が付けられない関係はしばらく続く。その間俺は、キミのケアも考えるべきだと思っている」 相談に乗れって言われて応じたんだからこっちから話を振るのは間違いなんだろうが……。 はっきりさせておかないといけないことではあるだろう。 何よりここが定まらないとどういう話をすればいいのかが見えないままだ。「……ケア、ですカ」 「言葉を飾った方が良かったのならごめんな?」 我ながらもっと上手い言い方はあっただろうってのはわかっている。 ただ、優菜のリクエストである間違えないって部分を考えるのなら。「キミには、あまり夜の顔を見せないほうが良いと思って」 「……」 「もっとも、既にホストとしての顔も、エリーとの肉体関係者としての顔も見せてしまってるから今更と言えばそうだけどな」 間違いなく今更だ。 今更ではあるけれど、俺にとっては昼でも夜でもない、素で生きて行こうという第一歩だ。 リナちゃんにそこを許してほしいというのは間違っているだろうが……それでもである。「その……管理人、さんハ」 「うん」 「ママのことを、愛して、いるのですカ?」 ふむ。 上手くやるのなら愛していると言っておくべきだろう。 その方がリナちゃんの理解が及びやすく、納得しやすい。 でも、だ。「愛しているってのがどういう意味なのか、俺にはよくわからないよ」 「わ、わからない、ッテ!」 「少なくともエリーのことは……多くの意味で相性が良い相手だと思っている。それが好意によるものなのか、リナちゃんの言う愛ってものなのかは、わからない」

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    「こんばんは。ご指名、ありがとうございます」 「こんばんは、ダイ君。今日も、よろしくね」 部屋に漂うアロマの香りをいい匂いだと思わなくなったのはいつだったか。  やってきたお客さんは一週間に一度のペースでやってきてくれる、俺がこの店に勤め始めた頃から俺を気に入ってくれていた40手前のお姉さん。「聞いたよ? 今日で最後なんだって?」 「そうなんです。大学卒業をキリに」 「勿体ないなぁ……ううん、寂しいな。このお店では初めてのお気に入り君だったのに」 「あはは、すみません。でも、嬉しいです」 この業界から考えれば、三年も自分にハマらせているのはそこそこ凄いことだなんて店長は言って

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